社員紹介 他者の成果を第一に、キャリアを躍進。人を惹きつける提案力は、次世代の道標に。
執行役員
石川営業部 部長
プロフィール
・神奈川県出身
・前職で、無形商材・有形商材それぞれの営業を経験
・カラフルカンパニーにはコンサルティングセールス(営業)職で入社
・入社後は2年でマネージャー、5年で部長、9年で執行役員と、スピードキャリアアップを実現
・現在は執行役員兼営業部長として、メンバー育成や新しい営業手法の開発に取り組んでいる
どのような学生時代でしたか?
学生時代は好奇心旺盛で、勉強よりもいろいろな遊びに全力を注いでいました。
高校時代には一人でラオスに短期滞在したこともあり、それがきっかけで旅行にハマり、東南アジアの周辺国を知人にアテンドしたりしていました。
海外旅行では様々なトラブルが起こりますが、コミュニケーションを駆使して問題を解決したりする中で、人との距離間を縮めるスキルが身につきました。
これらの経験は、後の営業の仕事にも大いに役立ちましたね。
前職の経歴や、石川県にIターン転職したきっかけを教えてください
大学卒業後、ポイントカードを用いた無形商材の営業として働きはじめました。データ分析やコンサルティングを通じて、お客様の販売を促進するのが役目でした。
途中、金沢への転勤を命じられ、石川県という土地に初めて訪れました。最初はどんなところなのかも分かっていませんでしたが、都会過ぎず家族とも暮らしやすく、趣味のサーフィンも楽しめる。石川県が大好きになりました。
数年後に別の県に栄転したものの、以前の石川県での生活が忘れられず、妻の助言もあり、石川県に戻り転職することを決意しました。
戻った後は、豆腐機械の製造トップシェア企業に転職。有形商材の営業として現場での販売や導入、修理などをこなし、朝から深夜まで忙しく働いていました。しかし、家族や趣味の時間が取れず、転職や移住の意味が失われていると感じ、最終的に再度転職することを決意しました。
この会社を選んだ理由はなんですか?
前職までの経験から、有形商材よりも無形商材の営業が自分に合うと感じ、最終的に無形商材の企業からいくつか内定をもらいました。
その中でカラフルカンパニーに入社を決めたのは、中井さん(社長)との面接時にそのポジティブな考え方が魅力的だったことと、こどもが小さかったため、福利厚生や育てやすさ、会社の安定感を重視したことが理由ですね。
転職後、順調なキャリアアップの背景には、具体的な目標や計画があったのでしょうか?その秘訣を教えてください。
入社時、「出世したい」や「役員になりたい」といった目標はまったく持っていませんでしたね。転職初日は不安でいっぱいの普通の社員でした。
秘訣があるとすれば、自分の成果よりもお客様の成果を重視することです。
「キャリアアップ」だけを目標にすると、本来の目的を見失いがちです。
自分の評価は他者が決めるものであるからこそ、自分ではなく他者の成果を考えることが最も大切だと思います。
プレイヤー時代は、お客様である地元企業の成果を何よりも考えること、マネージャー時代は「どうメンバーの目標を達成させるか」を、執行役員になった今では「いかに全体を最適化し、成果を最大化できるか」を全力で考えています。
こうしてお客様や会社メンバーの成果を追求した結果、自然と自分の評価に返ってきて、結果として役職もついてきたように感じますね。
営業メンバーの成果・成長を実現するために、意識していることはありますか
メンバー管理に加え、「現場推進型」のマネジメントを心がけています。
そのために、現在も新人メンバー向けに「芳滝塾」という勉強会を毎週開催し、営業としての考え方や技術を教えています。
1、2年目のメンバーはお客様とトラブルになることもありますが、「問題を避ける人生」と「ぶつかって解決する人生」の、どちらが成長につながるかと言えば、後者だと私は考えています。
なので次に同じトラブルが起きた時にすぐ対処できるよう、恐れずぶつかってきて欲しい。そのフォローは惜しまないということを伝えています。
器用に問題を避ける人ほど、行動が遅れがちです。
中井さん(社長)は「量が質を凌駕する」とよくお話しになりますが、新人メンバーも、よりスピード感をもって多くの仕事をこなした方が成長していきます。
そのためにも、仕事を通じてメンバーが成長し、「楽しい」と感じる瞬間を作ること、メンバーの人間力を磨いていくことが、私たちマネジメント側の役目だと思っています。
営業で最も大切なスキルはなんだと思いますか?
営業で一番大事なスキルは「考える力」だと思います。
コミュニケーション能力も大切ですが、提案する際に「ストーリー」をしっかり考えられる人の方が絶対に売れます。ただの物売りでは売れない時代です。
例えば、お客様に「ランチ特集」への広告掲載を提案するとします。
昔は、「今度ランチ特集をやります。金額はいくらでこのサイズです。やりませんか?」というシンプルな提案でもご掲載いただけることがありました。
しかし今の時代は集客手法も多様化し、競合となるメディアも無数にありますから、お客様に深くご納得していただけない限り、出稿は望めません。
そこで私が意識して変えたことは、「売り物」「売り方」「売り先」に分解する手法です。
例えば「売り先」。
お客様の求めるターゲット層が、「30代以上の女性」の場合、小さなこどもがいる主婦の方が多いかもしれません。
彼女たちは、自宅や保育園、職場の往復で忙しく、情報を取得できる時間が限られています。
しかし「金沢情報」を見れば自然に情報が入ってくるため、そこから興味関心を持ってもらうことができます。
さらに、「売り物」も工夫できます。
「ランチ特集」を「主婦向けのランチ特集」に変え、こどもの夏休みで忙しい7月8月ではなく、夏休み明けの9月に合わせると、主婦たちが自分へのご褒美としてランチを楽しむという需要の発生にうまく合わせることができます。
「売り方」についても、こうした分析とデータを基にお客様に提案すると、同じ商品でも単価が全く違ってきます。
私はこの考え方で全ての営業活動を行ってきました。ただの枠売りや説明営業は必要ない時代です。お客様に想定以上の期待値を提供することが、人を介する営業の価値だと思っています。
こうしたノウハウについても、営業メンバーに伝えていますね。
これまでで、最も印象に残っている仕事はなんですか?
私にとって最も印象に残っている仕事は、大手ファーストフードチェーンからの受注と、その後さらに、大手食品メーカーとの提携を実現した一連の出来事です。
入社当初、『金沢情報』の読者層がスーパーマーケットの客層に合っていると感じていましたが、当時はチラシでの集客が主流で、なかなか受け入れてもらえませんでした。
しかし、5年後に大手スーパーからの受注を決め、大きな反響を得ることができました。
この成功の鍵は、読者層の分析や「ストーリー」作り、「顧客の顧客を想像する」ことにあったと思います。
さらに、当時コロナウイルスの影響で飲食店が厳しい状況に立たされた際、同様に苦しい状態となった大手食品メーカー(ナショナルクライアント)に提案を行いました。データを用いて内食需要の増加を示し、カラフルカンパニーのスーパーへの強みを活かした内食強化を提案した結果、そうした食品メーカーからの受注が10数社に増え、ナショナルクライアントからの仕事も常態化しました。
その後、お客様から「カラフルカンパニーは北陸で唯一、メーカーと消費者と小売店の架け橋になってくれている」というお言葉をいただいた際は、本当に嬉しかったですね。
この一連の経験が、私にとって最も印象深い仕事です。
現在の執行役員という立場において、注力している取り組みはありますか
全体をみる立場としては、新しい営業手法の開発に力を入れています。
これまでにタウン領域で学んだ集客のノウハウを、求人領域や住宅領域に展開することが重要だと考えています。
例えば求人領域においては、より広い潜在層に届くように、SNSを用いた企業インタビューメディアを最近設立しました。従来とは異なるプロモーション活動を通じて、幅広い層にアピールする手法を展開しています。
また、住宅領域では、動画+Web広告運用という新しい商品の開発にも関わりました。
広告において、静止画だけよりも動画を用いた方が2.5倍ほど反響が良いですね。
これまで住宅領域は展開する商品が他の領域に比べて少なく、売上の維持が難しい課題がありましたが、動画という新しい手法を導入し、広告運用と掛け合わせることで、今までお取引がなかった住宅会社様にもご提案するきっかけになりました。
我々の根底にあるのは「情報を届ける」使命です。この使命を達成するために、常に新しい手法や技術を取り入れ、お客様の課題を総合的に解決できればと思っています。
最後に、芳滝さんが学生向けに開催しているオンライン講座について教えてください
カラフルカンパニーを志望する学生の皆さんに向けて「プレゼン力アップ講座」を開催しています。
毎年多くの学生と面接を行う中で、面接対策に困っている声をよく耳にします。
そこで、面接を営業のように捉える方法を伝えています。売り物は学生自身で、売り先は企業です。そのため、企業ごとに適した売り方を考える必要があります。同じ内容でも、企業によって話し方や印象のつけ方を変えることが大切です。
これらの「考える力」や「話す力」をオンラインの説明会で教えています。他社企業も受ける学生にも惜しみなく知識をお伝えしていますね。多くの学生から「勉強になった」との声をいただいており、私自身も彼らの反応にやりがいを感じることができる、Win-Winな時間になっています。
気になった方は、ぜひこちらの説明会にもご参加ください。心よりお待ちしています!